【天才・偉人の日課】「死に至る病」の哲学者・キルケゴールを作った習慣とは?

習慣の専門家・Seikiです。
「習慣を制する者は、人生を制す」
「継続は力ではない。全てである」
を座右の銘に、日々習慣について極めんとしている私ですが、
天才とか偉人とかってどんな習慣を持っていたか、気になりません?
彼らと同じトレーニングをすれば、
同レベルまでは行けなくとも、限りなく近づくことはできるわけですからね。
今日はデンマークの哲学者、セーレン・キルケゴールです。
Contents
キルケゴールの実績
哲学者って、何が具体的にどうすごいのかよく分かりづらいですよね。
ものすごいざっくり言えば
「思想を売り物にする人たち」だと私は思うんですが、
凡人にとっては製品とか商品とか、
そういうきちんとした「カタチ」にしないと
売り物としてはなかなか成立しないじゃないですか。
だけど哲学者ともなれば「考えたこと」そのものが売り物になっちゃうんですね。
それは彼らの考えたことがあまりにもずば抜けているから。
ではキルケゴールは何がずば抜けていたのか?
「実存主義」という考え方の先駆者となったからですね。
実存主義って何よ?
キルケゴールの哲学的モチベーションは、
当時ブイブイ言わしていた哲学者・ヘーゲルへの強烈なカウンターパンチでした。
国家がどうたら、歴史がどうたら、
んな眠てぇことよりも、今、ここに生きている俺という人間の方が大事だろうがよ!!
ってキルケゴールは批判したんですね。
西洋哲学って、真理とか、国家とか、歴史とか、様々な対象について考えがちですが、
実存主義は「人間」にフォーカスした考え方なんですね。
キルケゴールの影響
彼より始まった「実存主義」はムーブメントとなり、
人間に焦点を当てた哲学としてニーチェやハイデガーなどに続いていくわけですね。
習慣:何がキルケゴールを作ったか?
キルケゴールは今でいえば「ザ・草食系男子」なところがありまして、
まず生涯を独身で通しました。
好きになった人もいたのですが、
モジモジと訳のわからん行動をとり続けた結果、愛想を尽かされてしまうんですね。
そんな彼の1日は執筆と散歩の二つで占められていて、
- 午前中:執筆
- 午後:コペンハーゲンをのんびり散歩し、帰ったらまた執筆
という感じでした。
女っ気ないあたりが「草食系」って感じでしょ?
アイデアが浮かびやすい「三上」として
- 馬上:移動中
- 厠上:お風呂やトイレなどでリラックスしている時
- 枕上:寝る時
がありますが、散歩は気分転換を兼ねた「馬上」なので、
キルケゴールにとってはアイデアの宝庫だったんですね。
また、彼はコーヒーをエネルギー源としていて、
ここら辺は普通の知的ワーカーと変わりませんが、
キルケゴールの特異な点としては
- 少なくとも50種類のコーヒーカップを持っていたが、どれも1客づつしかなかった
- コーヒーを出す前に、その日出すカップを、秘書のレヴィンが決めるが、「なんでそのカップにしたんや?」ときちんと説明させた
この妙なこだわりやルーティーンは
野球の天才・イチローに通じるものがあるのかもしれません(適当)
まとめ
「考えたこと」「思想」そのものが売り物となり、
ものすごい影響力を時代を超えて発揮するのが思想家や哲学者の凄まじいところです。
イエス・キリストの教えや、ブッダの悟り、マルクスの思想が、
どれだけの影響を及ぼしたか?は歴史を紐解けば明らかですよね。
偉大な思想は偉大な影響力を放ち続けるってことです。
偉人と同じ習慣(トレーニング)を積めば、
偉人になれるとは言わずとも近づくことはできるんです。
成功は100%ではありませんが、成長は100%ですからね。