【天才・偉人の日課】ネルソン・マンデラを作った習慣とは?

習慣の専門家・Seikiです。
「習慣を制する者は、人生を制す」
「継続は力ではない。全てである」
を座右の銘に、日々習慣について極めんとしている私ですが、
天才とか偉人とかってどんな習慣を持っていたか、気になりません?
彼らと同じトレーニングをすれば、
同レベルまでは行けなくとも、限りなく近づくことはできるわけですからね。
今日は民主主義の英雄、ネルソン・マンデラです。
Contents
ネルソン・マンデラの偉大さ
ざっくり言えばアフリカ版・ガンジーです。
アパルトヘイト(人種隔離政策)と戦い、撤廃させた「民主主義の英雄」。
白人に虐げられ続けた黒人の歴史と、
自身も監獄に投獄されたにも関わらず、
憎悪を滾らせることもなく、無気力に陥るのでもなく、
あくまで黒人と白人の融和を目指した義の人です。
報復したがる黒人をなだめて、白人とあくまで対等な目線と権利を持てるように尽力。
大統領になってからは自身のスタッフやSPに白人を雇用し続けたのです。
平和を築くには、まずは心の平和から、
を人生をかけて示した偉大な人ですね。
マンデラを作った習慣とは?
マンデラのような偉大なる精神性は先天的なものか、
偶発的なものか、
あるいは後天的に作れるものなのか?
私なりに学んだことをシェアしますね。
勇敢なフリをすること
マンデラにとっての「勇敢」の定義は
「勇敢なフリをすること」でした。
恐れがないことは勇気ではなく愚鈍と無謀なだけで、
真の勇気とは恐れに負けないこと。
受刑者に嫌がらせをする看守に
「とてもとても恐ろしかった」けどあえて反撃に出た勇気や、
息子が交通事故で死んだという知らせを受けた翌日も採石場(受刑者の労働)に現れたことなど、
怖くっても、フリでもいいから、
勇気のある「フリ」をすれば、
やがて現実も勇気に答えてくれるんですね。
「彼は勇敢な男だ」と。
ウブントゥ(Ubuntu)
アフリカには「ウブントゥ」という概念があります。
「自分は、他者を通じてのみ人として在る」
「あなたがいるから、わたしがいる」
という意味です。
仏教の縁起の思想に通じるものがありますが、
他の人の功績や貢献や歴史のおかげで、自分もまた功績や貢献をなしていけるって感じですね。
相互依存的・相互補助的な考え方です。
この思想があったからこそ、マンデラは白人にさえも融和に徹したのではないかと。
アフリカ式リーダーシップ
マンデラは育ての親であるテンブ族の王・ジョンギンタバの
リーダーシップの在り方に強く影響を受けます。
西洋型のリーダーシップのように、自分が先陣を切って、意志を押し付ける個人主義的なやり方ではなく、
人々の話に耳を傾け、合意形成を助けること。
会議において王は背筋を正してまずは意見を聞き、
会議の最後になってようやく今までの意見をまとめた上で自分の意見を言うという感じです。
長期的視点
マンデラの偉大な精神性は27年もの刑務所生活で形成されたと言ってもいいでしょう。
筋トレで高い負荷をかければ成長するように、
普通の人ならば憎悪に身を焦がすか、無気力に陥るかする状況でなお、
辛い状況を糧として人間への理解を深め、成熟していったのです。
なぜそれができたのか?は色々な要因があるでしょうが、
ロベン島にて畑を耕す自由を勝ち取り、自分と向き合って、
外の世界と解放される時間を得たのが大きいのではないかと考えます。
刑務所という、自由や自分が許されない環境にあって、わずかでも自由と自分が許されるスペースを持てたこと。
「自分だけの畑を見つけて耕せ」
のちのマンデラの偉業に繋がっていったと思います。
まとめ
マンデラの偉大な精神性は27年間もの刑務所生活で育まれました。
逆境に負けない勇気は「フリ」によって作られること、
わずかでも「自由」と「自分」が許される「畑」を持っていたことなどが
心を支え、育んでいったように思います。
偉人と同じ習慣(トレーニング)を積めば、
偉人になれるとは言わずとも近づくことはできるんです。
成功は100%ではありませんが、成長は100%ですからね。