Sei書著者・Seikiです。
私は習慣の専門家(マニア)でして、現在自分で意識的に習慣化しているのは
・毎朝40〜60分じっくりたっぷり、瞑想を極めること
・毎晩20〜40分、立禅(気功法)をやり続けること
・ゼロ秒思考を8±2枚(最低でも6枚、目標は10枚)、毎日書き続けること
なんですね。
ゼロ秒思考は本当にオススメでして、
極めてシンプルで取り組みやすい方法なので実践しやすく、
日々思考力が高まるのを感じますし、
「今日は10枚書けた!」
とゲーム感覚で取り組めるのもグッド。
というか、ゲーム感覚で計量的に思考力をトレーニングできるメソッドなんですよ。
で、習慣として定着しだすと筋トレでより強い負荷を求めるように、
「もっと強力なやり方はないのか?!」
と己の中の戦士が咆哮を上げるようになるんですね。
なので今日は、0秒思考を
私なりにバージョンアップしてみたので、シェアするね。
Contents
ゼロ秒思考のやり方おさらい
- A4用紙を横に置いて左上に「タイトル」、右上に「日付」を書く
- タイトルは何でもOK。仕事のことでも人生のことでも日常の疑問でもなんでも。
- その問いに対して4〜6行、回答を書く。
- 各行は20〜30字書く(ひとこと、で済ませないが、ダラダラも書かない)
▲こんな感じ。クソ汚い字ですまん。
アドバンス版ゼロ秒思考のやり方
通常バージョンからさらにレベルアップして
より思考力を高めたい人のための発展形です。
あれですね。筋トレとかがまさしくそうなんだけど、
習慣って定着しだすと「育っていく」んですよね。
瞑想にしても、
最初は5分程度やっていたのが、
だんだん15分とか30分やるようになるって感じでね。
そうやって人はレベルアップしていくのだよ。
⑴ タイトルの下に二つのサブタイトルをつける
例えば
「ブログはオワコン、と呼ばれる中であえてブログで勝ち抜いていくには?」
というタイトルを左上に書いたとして、
- その下に「他のブロガーがやっていること」
- その隣に「これから自分のブログでやっていくこと」
とサブタイトルを書きます。
そしてサブタイトルごとに4〜6行書くってわけ。
わかりますかね?
単純に通常のゼロ秒思考の二倍の思考をするからアドバンス版なのですよ。
対立・相反する2軸であること
サブタイトルの設定の仕方は「論理的に対立・相反していること」です。
- 「問題点」「解決策・対策」
- 「競合のアプローチ」「自社の取り組み」
- 「強み」「弱み」
- 「メリット」「デメリット」
- 「Why?」「How?」
- 「マネージャーとしての役割」「スタッフとしての役割」
- 「今までやってきたこと」「これからやっていこうと思うこと」
こんな感じでね。
まぁ、やっていくうちに自然にできるようになってくから、
あんまり深く考えずにとにかくやってみるのがオススメですね。
⑵ 徹底的に深掘りする
例えば
「何をやってもうまくいく人と、負け癖が染み付いている人の違いは?」
というタイトルで
- 無責任な他人の意見に流されるか、最終的には自分のハートで決めるか
- 頭の中が否定的なセルフトークで自滅するか、コーチのように励まして勇気付けるセルフトークか
- 勉強しない、したとしても素直に実行しない、初心者のくせに無駄にこだわりがある、のに続かない
- 魔法のツールや聖杯を探し求めてグルグルするか、「これだ!」という教えを愚直にやり続けるか
と書いたとして、
それぞれの行をテーマにして0秒思考するのです。
「無責任な他人の意見に流されるか、最終的には自分のハートで決めるか、なんで別れる?」
- 自分にとっての価値観が言語化できていない
- 自分は何が満たされれば幸せなのか?がボンヤリしている
- 絶対にやりたくないこと、捨てるものが不明確だったり、実際に捨てれてない
- いざという時にビビってしまう
「頭の中が否定的なセルフトークで自滅するのではなく、コーチのように励まして勇気付けるセルフトークで脳内を満たすには?」
- 小さい成果を大げさに喜ぶ。赤ちゃんのハイハイを喜ぶ親のように。
- 思ったようにできなかったとしても、やったこと・がんばったポイントを励ます
- 潜在意識=めちゃくちゃ素直で純粋な、とても傷つきやすくて臆病な5歳児と思う
- ネガティブなセルフトークがグルグルし始めたら、ゆっくり息を吐いてリセットする
というように、一枚で完結しないでどんどん樹状に深掘りしていくんです。
これをやると
10枚どころか20枚とかでも0秒思考を実践できちゃいますが、
だからこそ物凄い思考のトレーニングになるんですね。
毎日やるのはしんどいけど、
たまにこうやってガッツリ思考するのはオススメです。
⑶ 多面的に思考する
同じことを違う角度から質問しまくるんですね。
例えば
「自分のやりたいことは何?」
ってボンヤリ考えているだけだと
いつまで経っても、これだ!って答えは見つからないでしょ?
そうではなく
「ついついお金と時間を使ってしまうことは何か?」
「ちょっとした隙間時間でついついやっちゃうことは?」
「銀行口座に20億円あったとして、どんな1日を過ごす?」
「理想の1週間の過ごし方は?何をしてどんな気分で生きる?」
などなど、同じ質問を違う角度からとことんぶつけることで、
頭がごちゃごちゃして混乱します(笑)
だけど、混乱はいいことで、そこを抜けてスッキリした時には
めっちゃいいアイデアが浮かんだりするんですよ。
▲多面的に質問をすることでビジネスアイデア・事業戦略が浮かぶ、(私が個人的に思う)神田昌典さんの最高傑作本。
神田さんのこの本はまさに「多面的に思考することで発想する」ためのツールなので、
こんな感じでたまには、あえて混乱してみるのもオススメです(笑)
紙の裏面では「ゼロ秒直観」をやろう
この「ゼロ秒直観」は完全に私オリジナルです。
ゼロ秒思考が「言語」による思考トレーニングなら、
ゼロ秒直観は「イメージ」による思考トレーニングですね。
ゼロ秒直観の目的と効果
目的:イメージを使って思考・発想する力を鍛えるトレーニングです。
効果:莫大なリソースを蓄積している潜在意識から最適なヒントを自在に引っ張り出せるようになる
ゼロ秒直観のやり方
では具体的なやり方を説明します。
といっても、最初のうちは「とにかくイラストを描く」ことを徹底してください。
まずは慣れることからです。
1 どうしても思い浮かばないのなら左手(利き手の反対)でとりあえず書く
最終的なゴールは「潜在意識からのメッセージを描くこと」ですが、
いきなりそんなことできねーよ!って感じでしょ?
なので、最初は「利き手の反対で適当にいたずら書きする」ようにしてね。
この段階ではとにかく
「空白じゃなけりゃOK」
「埋まってりゃいいや」
ぐらい低いハードルで習慣化するようにしてね。
で、利き手の反対で書くと思うように描けないし、
なんていうか違和感バリバリでしょ?
でもそれが脳には結構いい刺激になるし、
不揃いな線やイメージから思わぬヒントが浮かんだりするんです。
2 深く考えないで、パッと思い浮かんだイメージを描く
イメージを描くことに慣れてきたら、そろそろ自分の脳みそと対話する習慣をつけていきましょう。
とはいえ「潜在意識からのメッセージか、なんとなく思い浮かんだ雑念か」なんて中々区別はつかないでしょうから、
頭に浮かんだイメージはなんでもいいから書き出すようにしてみてね。
ゼロ秒思考を書く前にももクロの曲を聞いていたらももクロの顔が浮かんだ、
とかは別に潜在意識のメッセージでもなんでもなく、ただの雑念ですが、
とりあえずお構いなしで書いていってください。
3 潜在意識からの深いイメージをそのまま描き出す
こんな感じで脳に浮かぶイメージを描く習慣をつけていると、
なんとなく思い浮かんだ雑念か、潜在意識からのメッセージか、
がなんとなく分かるようになってきます。
っていうのは、潜在意識からのメッセージって、
時間的空間的になんの脈絡もないイメージがふと降りてくるような感じなんです。
例えば私はある朝瞑想していた時に、
とつぜんなんの脈絡もなく、
虹色に輝く、花の形をした波紋
のイメージが思い浮かびました。
別に直前に花を見たわけでも、虹のことを考えていたわけでもないのに、です。
こういうのが「潜在意識からのメッセージ」ってわけね。
4 イメージを書き出したら、そこから連想されるキーワードを書いていく
虹色に輝く、花型の波紋をイラストで描いたとしたら、そのイラストから連想されるキーワードを自由に描いていきましょう。
虹ってことは陽の光?
花の形=放射状
花弁=平面、二次元
波紋=宇宙に永遠に残り続ける
っていうように、トンチンカンでもなんでもいいから
ブレーンストーミング的にとにかくキーワードを羅列していくんです。
こうやって連想していくと私は「虹色に輝く、花型の波紋」という潜在意識のメッセージから
「私にとっての二次元=ブログを太陽のように無差別に、花びらのように八方に、どんどん開示していこう」
というメッセージとして受け取りました。
実はこれ、夏くらいに思い浮かんだイメージなので、
だからそれくらいの時期から
顔出ししたり、
LINE@を始めたりと、
単にブログを書いているだけの受動的な活動をしていた頃よりも
アグレッシブに活動するようにしたんですね。
まとめ
アドバンス版ゼロ秒思考とは、
対立する二軸を設定し、それぞれで4〜6行書くこと
ゼロ秒直観とは、
潜在意識からのメッセージをイメージで描き出し、そこからヒントを得る方法です。
A4用紙1枚で徹底的に思考力と直観力を鍛える方法論なので、
是非是非!習慣化してみてね。