欲求の段階・欲望のレベル・質を高めて人生や人格を向上するステップをまとめる

Sei書著者・Seikiです。
欲ってやっぱり、人生のエネルギーだなぁとつくづく思います。
欲=悪いもの、汚いものっていうイメージがありますが、
- 何かを極めたい!という探究心も欲求だし、
- もっと知りたい!という(知的)好奇心も欲望だし、
- 人の役に立ちたい!という貢献意欲もまた欲求。
つまり、欲求や欲望にもレベルというか、質の違いがあるわけでして、
質の低い欲望に振り回されていたら確かにダメだろうけど、
質の高い欲望を燃やしてこそ人は成長するし、幸せになるんではないかと思います。
Contents
マズロー・欲求5段階説
出典:https://serendipity-japan.com/maslow-hierarchy-1061.html
欲求の段階、と聞いて真っ先の思い浮かべるものはこれでしょう。
社員研修なりセミナーなり、どこかで聞いた覚えのある人も多いのでは?
ちなみに正確に言えば、5段階ではなく6段階です。
後年、自己実現よりもさらに上の自己超越という段階が加えられたので。
(逆向きのピラミッド、つまり無限に成長していく欲求ということですね)
アブラハム・マズローとは
アブラハム・ハロルド・マズロー(Abraham Harold Maslow, 1908年4月1日 – 1970年6月8日)は、アメリカ合衆国の心理学者。
ニューヨーク州ニューヨーク市ブルックリン区に生まれる。彼は人間性心理学の最も重要な生みの親とされている。これは精神病理の理解を目的とする精神分析と、人間と動物を区別しない行動主義心理学の間の、いわゆる「第三の勢力」として、心の健康についての心理学を目指すもので、人間の自己実現を研究するものである。彼は特に人間の欲求の階層(マズローの欲求のピラミッド)を主張した事でよく知られている。マズローは人間についての学問に新しい方向付けを与えようとしたが、彼の著作はそれ以上に内容豊かなものになっている。著書、雑誌論文は100編以上におよび、アカデミックな心理学のみならず、教育や経営学のような隣接領域にまで彼の思索は及んでいる。
出典:Wikipedia
生理的・本能的な欲求
食欲、性欲、睡眠欲の3大欲求ですね。
あと、排泄とか、恐怖や苦痛の回避とかも当てはまると思う。
人間の脳は
- 本能的なものを司るは虫類脳
- 情動的なものを司る哺乳類脳
- 理性的なものを司る人間の脳
の3層に分かれているという「三位一体脳」説がありますが、
一番最初のは虫類脳の担当するもの全般が、生理的欲求です。
安全・安定の欲求
最低限の飢えを凌いだり、生理的な欲求をある程度満たせば、
人は安全や安心、安定を求めます。
基本的に人は変化を嫌うものなので、
だからこそフリーランスでたくさん稼ぐ男性よりも、
公務員や大企業でそれなりに稼ぐ男性の方が女性からはモテたりするってわけね。
生理的欲求と安全欲求はともに物質的な段階ですね。
前者は食べ物や異性を求め、
後者はお金とか家とかを求めるってわけ。
コミュニティへの所属欲求
ここからは精神的な欲求になっていきます。
愛されたいとか、仲間外れになりたくないとかの欲求です。
学校のクラスでどこかのグループに属して安心したがるのはまさにこれ。
群れて安心したい欲望です。
精神的に弱い人って、みんなそうでしょ?
承認欲求
所属欲がある程度満たされてくると、単に所属しているだけでは満足できなくなり、
- もっと認められたい!
- 自分のすごさを証明したい!
という欲求が芽生えます。
会社で出世を目指したりとかは、まさしくこの欲求。
適度に満たされれば自尊心が高まりますが、
満たされないまま欲求ばかりが燃えていると、
- 人を攻撃したり
- 足を引っ張ったり
- マウンティングしたりするようになる
厄介な欲求でもあります。
生理欲求、安全欲求、所属欲求、承認欲求はいずれも「欠乏欲求」であり、
「足りない・満たされない」からこそ求めるという性質のものです。
そしてその渇きは際限がないので、喉を潤すために海水を飲むけど、ますます喉が乾く・・・
という悪循環に陥りがち。
ではその悪循環を断ち切るには?
というと「質の高い欲求へシフトしましょう」というのが答えです。
自己実現欲求
自己実現欲求と自己超越欲求はともに「成長欲求」です。
足りないから求める、というのではなく
今あるものをより強く、大きく、豊かに育てていきたいってもの。
欠乏欲求がアドレナリンなら、成長欲求はセロトニンって感じかなぁ。
ジワジワと幸せや喜びが持続するっていうか。
自己実現欲求ていうのは
- 自分らしくあること
- 自分らしさを表現すること
- 自分のなりたいものになろうとすること
という、とても内的な欲求です。
自己超越、コミュニティの発展欲求
マズローが晩年に発見した欲求です。
自己実現欲求と自己超越欲求を分けるものは「至高体験」ですね。
至高体験というのは「フロー体験」や「ゾーン」とも言い換えられるでしょう。
自分一人の小さくて限られた成長や満足では物足りないからこそ、
コミュニティ、家族だったり会社だったり街だったり国だったりの
発展に身を捧げるようになるわけです。
これは人格的に素晴らしいから、というよりも、
単にそれ以下の欲求ではもはや満足できなくなったから。
自己実現が小乗なら
自己超越は大乗という感じですね。
私が考える「欲望の質」
マズローの知見や個人的な経験を交えて考案した「欲望の質」です。
低次のものほど、燃やせば燃やすほど苦しい欲求であり、
高次のものほど、燃やせば燃やすほど楽しい欲求
という見方です。
外発的な他者の欲求
もはや欲求ですらなく、他人の(身勝手な)欲求にいいように動かされている段階です。
- 金よこせ
- ヤらせろ
- 裸踊りしろ
こういう身勝手な要求にいいように従っても、
相手はますます図に乗ってエスカレートしていくんですよね。
最初は肩にパンチするくらいだったのが、段々顔を本気で殴ってくるのが当たり前になる的な。
燃やせば燃やすほど苦しい欲求の究極であり、
燃やせば燃やすほど人生や人格はボロボロになっていくので、
こういうのを強要してくる人間関係(いじめとか)や環境(ブラック企業とか)からは
逃げろ!!
って言いたい。
外発的な自分の欲求
これは衝動買いとか、流行に流されたりとかしている状態ですね。
企業が仕掛けるマーケティングにいいように踊らされている感じ。
その時には「いいな」「欲しいな」と思わされても、後になって冷静になれば
「なんでこんなの買ってしまったんだろう?」
となるのはつまり、自分の本当の欲求ではないから。
あるいは競争意識が煽られてるのとかもそうでしょう。
- あいつに勝ちたい!
- 優勝したい!
ってのは、内的な欲求の場合もあるけど、
「煽られた結果」として燃えているのならば外発的なものでしかないので、
勝っても虚しいし、かといって負けても悔しいので、どっちにしても不幸にしかならないのです。
まとめるならば、外発的な欲求は基本的に苦しい欲求ということです。
内発的な自分の欲求
外発的な自分の欲求は
- 他人によって煽られた欲求
- 他人によって創られた欲求
であるのに対して、内的な欲求は純粋に自分のハートから燃えている欲求です。
世間ではONE PIECEや進撃の巨人が人気だけど、
自分はアイシールド21が最強に好きだ!!
って心から思うのなら、
他人の意見や世間の流行に惑わされず、そのまま自分の心に従いましょう。
スポーツが嫌いならW杯もオリンピックも一切見ない!!
とかね。
全部私の例だけど。
内発的な他者の欲求
胡散臭い言い方をするならば「霊的な欲求」です。
といっても本質はシンプルで
「人の幸せや喜びを自分の幸せや喜びのように感じる」
「人を喜ばせることが最高に楽しい」
ってのが霊的な欲求です。
小我を超越し、無私となって人や世に純粋に尽くすステージですね。
最初の「外発的な他者の欲求」との違いは、
外発的な他者の欲求は、その人の表面的な欲求や言葉、行動に振り回されることであるのに対し、
内発的な他者の欲求は、その人のハートの深い部分に響くことですね。
何よりこの2つを見分けるヒントは、
自分のハートが喜ぶか否か
です。
ハートが苦しい、傷ついているのならば最低次の欲求に振り回されているだけだし、
ハートがなんとも言えず満たされているのならば、最高次の霊的欲求が満たされている証拠です。
いずれにせよ、まず自分というコップをしっかり満たしてから、
溢れる水を他者に分け与えていけばいいので、
結局のところは
自分(の内発的な欲求)を大切にしましょう
という話。
燃える人生を生きよう
欲望を無視したり否定したりしていると、生きる活力そのものがなくなってきます。
だからこそ、欲を燃やしていくことで人生のパワーとなるんですが、
最初はゲスい欲望でスタートしてもいいんですけど、
段々と高次元の欲望にシフトしていくことで
人間的に成長していくと思います。