1万冊以上読んだ人間が辿り着いた、知識が自分の身になる効果的な読書術

Sei書著者・Seikiです。
私の読書のキャリア(と呼ぶべきかどうかはともかく)としては
・15歳で読書に目覚め、20歳で速読(フォトリーディング)を習得。現在までに読んだ本の冊数は万を確実に超えている。
・どんなに忙しくても、疲れていても、週に二冊は本を読む。
・なので年間に最低でも百冊は読んでいる。いちいちカウントしていないが、おそらく数百冊読んでいる。
・25歳の頃から、フォトリーディングのセミナースタッフや、読書会を主催(※現在はどちらも中断しています)。
という感じ。
こんな人間が今までの知識と体験から
「効果的な読書術」をまとめてみます。
Contents
そもそも何のために読書をするのか?
小説などの「読むこと自体が楽しみであり、目的」の書籍はともかく、
ビジネス書や専門書、論文といったものはそれではいけません。
「読むことによって、読んだ後の人生が豊かになる」
ために読むものだと私は思います。
そのための材料であり、ツールでしかありません。
しかし安価にして強力なツールです。
わずか千数百円で、
- 著者が人生の大半をかけて得た知恵を得られ、
- 貴重な体験を間接的にでも味わえる
のですから。
では、どうすれば「読んだ後の人生を豊かにする読書」ができるのか?
順に解説していきましょう。
本は全部読まなくていい
まず、本は全部読まなくていいです。
そもそもの話、たった一文でも役に立つこと・響くことが書いてあればその本は「いい本」なんですよ。
その一文すらないのが、大半の本なんですからね。
だったら早い話、
その「黄金の一文」だけをピンポイントで読めばいい。
例えるなら、牛一頭から600グラム程しかとれないシャトーブリアンだけを選り分けるように。
あるいは、鉱床から採掘された莫大な量のキンバーライトの中から、
2000万分の1以下の比率でしか存在しない高品質のダイヤモンドを選り分けるように。
最初から順に読む必要もない
「黄金の一文」さえ読めばいいのなら、
ではどのようにしてそこにたどり着くか?
具体的な手順を教えましょう。
① 著者プロフィールをチェック
大変上から目線で恐縮ですが、
「この著者は、そのテーマについて語るに足る人物か?」
もっとムカつく言い方をするなら
「この本は、読むに値する本か?」
を端的にチェックするためです。
早い話が、一度も金を稼いだことのない人間が
「億万長者になる秘密」
とか言っていたって聞く耳が持てませんし、
大学に進学したことのない人間が
「絶対合格する勉強法」
というテーマで語っていても読む気がしないですよね。
なので、「その分野においてちゃんとした経験、実績、権威の持ち主」が説く本は、
それなりのクオリティだろうなと判断します。
② 目次を見て目星をつける
目次を見れば、だいたい
「読みたいと思っている文章がどこにあるか」
がわかりますよね。
だからそこを見つけて、いきなりその箇所へワープしちゃいましょう。
この「目星のつけ方」は、読書量を重ねることによって、
当たりの的確さや勘の鋭さが比例的に増していくので、
はじめの頃はうまくいかなくてもあまり気にしないように。
③ 目星をつけた箇所を読む
「そこだけを読む」といった方が正しいかな?
「美味しんぼ」の海原雄山や、
「食戟のソーマ」の薙切えりなが、
最上級の品しか口にしないように、
贅沢に、バッサリといきましょう。
あなたの時間は二度と取り返せない貴重な資源なのですから。
④ 見つからなかったか、ピンとこなかったなら、また②と③を繰り返す
ようは②の目星のつけ方がまずかった場合は、
また目星をつけ直せばいいってことです。
自転車にしても英会話にしても、
あるいはデートのエスコートにしても、
初めからスムーズにかっこよくはいかないですよね。
そんな自分に必要以上に厳しくならないで、
「最初はこんなもんさ」と気軽に優しくトライアンドエラーを繰り返してね。
● 読むこと自体が目的化し、満足してはならない
本を読むのが嫌い、読書が辛い・つまらない、という人って、
多分
- ダラダラと
- 長時間
- 目的なしに
読んでいるからそう感じてしまうんだと思う。
逆に言えば、目的(やりたいこと、得たい情報、読みたい文章)を明確にし、
短時間集中して読めば疲れることはないし、
むしろ「読書って楽しい!」となるはずです。
例えば私はどんなに時間がかかっても
読書に60分以上時間はかけないようにしています。
それはなぜかというと、単純に
「それ以上は集中力が保たない」から。
自分の限界を知り、それを利用しているのです。
● 読書が思考の邪魔をしては本末転倒
ショウペンハウエルの「読書について」でも説かれていますが、
読書とは基本的に
「他人の頭に考えてもらうこと」
「他人の思想を自分の脳みそに押し付けること」
です。
言い換えると、読書は自分の頭を刺激して、
発想や思考といった「炎」を促す「薪」として使う材料なのです。
裏を返せば、火が弱いうちに薪をじゃんじゃかくべて、
酸素供給が出来なくなって火が消えてしまうような愚を犯してはならない。
自分の頭の中に、小さくても「炎」が灯っている時は
読書はお休みしましょう。
読書中なら、読書は中断しましょう。
そして、それが治ったら、読書によって「炎」に喝を入れてあげるのです。
● 「読んでおしまい」は子供までの勉強スタイル。「読んだらすぐ実行」が大人の勉強スタイル
何をもって大人とするか?
は中々深く、面白いテーマですが、とりあえず「大人=社会人」とするなら、
・責任を果たす
というのが基本にして重要な役目ではないでしょうか。
一言でまとめるなら
・結果を出す
ということになりますね。
そして結果を出すためには、原因を作らなければならない。
その原因は、行動。
たとえちょっとだけでも、行動にうつすだけで世界は動くのです。
「ちょっと」の速さ・掛け算・積み上げが長い年月をかけて奇跡を生む
今できることは、ごく小さな、人から見たら
「それっぽっち??」
ということだったとしても、そんな
「それっぽっち」を積み上げて、
組み合わせていくことで、
半年後、1年後、3年後、5年後、10年後にはものすごい差となっているものなので、
あなたはとにかく「ちょっと」を「すぐに」やることが重要なのです。
投資の世界でよく言われるように、複利効果の偉大さは、
早く始めた者ほど恩恵を受けられるのですから。
というわけで、
読書の習慣がない人や、
読書の喜びをまだ知らない人は、
とりあえず1日10分だけでも本をめくってみるところからスタートしてみてはいかがでしょう?
ではまた!