スポーツ選手や戦国武将からビジネスや人生について本を読んで学んだつもりになってるアホなオッサンは目を醒ませ

どうも。孫子(岩波文庫)を1376回繰り返し読んだ読書の鬼・Seikiだよ。
速読ができて、累計で万を超える本を読んだきた私は、読書を人並み以上にやっているわけだけど、
だからと言って本ならなんでも好き!という訳ではもちろんなくて、
読まないジャンルとか、中には嫌いなジャンルというものもあります。
その代表的なものとしては
- 「20代のうちにしておきたい〜〜のこと」「35歳までに◯◯しておけ!」系のお節介アドバイス本
- スポーツ選手や、戦国武将からビジネスや人生について学ぶ系の本
なんだけどさ。
孫子を愛読しておきながらディスるのもあれだけど、
今日は後者の本のアホらしさについて語ってみるね。
Contents
アラフォー婚活女性の「自分磨き」に通じる違和感を感じる
昔からずーっと思ってたんだけどさ。
なんでスポーツ選手とか、戦国武将とかの、
全くの畑違いの人間からビジネスについて学ばなきゃならんねん?
こいつらにビジネスの一体何を語れんねん(笑)
って話よ。
例えばさ、包丁を研ぐことを習得しようと思ったら、包丁を研ぐのがうまい人に学ぼうと思うのが当たり前じゃん。
居合の達人から学ぼうとは思わんでしょ、普通。
だけど私からすれば、戦国武将やスポーツ選手からビジネスのヒントを得よう!ってのは、
包丁を研ぐヒントを居合の達人から学ぼう!ってのと同レベルの違和感を覚えるわけよ。
いやいや、包丁のうまい人に直接学べばええやん(笑)って話。
大半の「自分磨き」は、「浪費」「贅沢」「趣味」の自己正当化文句
私は30代なので、婚活女性の話とかをちょいちょい耳にしたり目にしたりすることが多くなってるわけですが、
彼女たちの話を聴いてて違和感は色々覚えるのだけど、
とりわけ違和感を覚えるのは「自分磨き」という単語。
私からすれば本当に「自分磨き」と呼べるのは「自己投資」や「修行」「トレーニング」なのだけど、
彼女たちがやっている「自分磨き」の中身を聴いてみると
ヨガ
ネイル
料理(お菓子作り)
だったりするので
「・・・」と絶句してしまいます。
ベクトルが自分に向いてるマスターベーション
自己投資ってのは、「投資」と名がつく以上はリターンを前提にしています。
英語を全然使わない仕事(漁師とか)なのに、移住や転職をする訳でもないのにTOEICの勉強をして
「俺はキチンと自己投資している!(ドヤ)」
とかヌカす新入社員や中途採用者がいたら
「目を覚ませボケが!」
「自己正当化してんじゃねぇ!」
「仕事や成果につながる勉強をしろ!」
って言いたくなりません?
成果は「外」に存在する。ベクトルを外に向けよ。
ドラッカーの「経営者の条件」でも説かれるように成果(リターン)というのは「外」にしかないのです。
つまりベクトルが「外」に向いてないといけない。
筋肉をつけたいなら、書を捨てて「外」に出て、
筋トレという行動をしてこそ、
筋肉というリターンが得られるのです。
女性のネイル=男性のシルバーアクセ
つまりはベクトルが「外」や「目的」に向いていないものは、大体が「自分」にしか向いてないマスターベーションでしかないのです。
女性のネイルには大半の男性が興味がないことを考えれば、
ネイルを「自分磨き」と称することの滑稽さが良くわかることでしょう。
女性にとってのネイルは、男性にとってはシルバーアクセサリーが該当するのではないかと思います。
大半の女性は男性のシルバーアクセサリーなんて別に興味ないでしょ?
むしろ「ジャラジャラつけてたらひく。。。」くらいなもんじゃん。
ネイルもそれと同じ自己満足ってことよ。
それを「自分磨き」とか言ってても、異性からすれば
「自分磨き?自己満足の間違いでしょ(笑)」
って話。
商人や社蓄が武将や参謀気取りなのが滑稽で嗤える
婚活の例をダラダラと述べましたが、
私が日本や中国の武将からビジネスを学ぶ系の本について一番違和感を覚えるのは、
別に戦争している訳でもない商人や社蓄が、畑違いの偉人に自分をなぞらえて悦に浸ってる滑稽さです。
小さい子供がヒーローに憧れるのと本質的に同じ
言ってしまえば、小さい子供が戦隊モノやアニメのヒーローに憧れて目をキラキラさせてるのと本質的に変わらないわけよ。
その対象が戦国武将や三国志にすり替わっただけです。
別に我々は剣と魔法の世界に生きている訳でもないし、
能力バトルのファンタジー世界で戦ってる訳でもないし、
中世の鉄と刀と銃の世界で血を流しながら生きている訳でもありません。
現代の、コンクリートジャングルで、仕事をして生活している訳です。
つまりは仕事から離れて、中世の武将や参謀に自分をなぞらえて悦に入ってるのは逃避やオ◯ニーに等しい。
それで勉強した、成長した気になってんじゃねぇよ!って話。
ビジネスで戦争用語を使っていることに違和感を覚える
ビジネスの世界では「◯◯戦略」などのように、戦争用語がとても多く使われます。
それだけ戦争から学ぶことも多いということでしょうが、
同時に、ビジネスの最前線で仕事をするオッサン連中の自己陶酔もあると思うんだ。
ナポレオンや秀吉のように、底辺から成り上がる自分
織田信長や坂本龍馬のように、変革に燃える自分
かつての武将のように、大組織を己が大号令の下に統率する自分
って感じでね。
たかが金。命までは取られない
もちろん、ビジネスや仕事は大変です。
業界、業種、職種問わず、それぞれがプロの矜持をもって日々仕事し、生活をしている訳ですよね。
でもね。あえて言いたい。
たかが金ですわ。
別に命まで取られやしません。戦国の戦場のようにね。
転職の自由もある訳だし、ブラック企業などの社畜で悩んでるのなら、辞めればいいだけ。
死にはしません。
経営者なら雇ってる社員やその家族の生活など、
デカすぎるプレッシャーを常に抱えている訳ですが、
それでもリアルな武将のように死ぬ訳でも、腹を切る訳でもないでしょ。
たかが金。されど金。
って感じでニュートラルに取り組んでいけばいいのよ。
まとめ:「趣味」や「逃避」を「自分磨き」「自己投資」と偽るな
私がスポーツ選手や武将からビジネスについてヒントを得る系の本を嫌いな理由をあれこれ述べてきた訳ですが、
結局言いたいのは、
趣味や自己満足、現実逃避を「自分磨き」とか「自己投資」とか偽ってんじゃねーよ!
って一言です。
包丁研ぎをマスターしたいなら包丁を研ぐのがうまい人に学ぶのが当たり前でしょ?
それをしないで居合の達人の話を聞いて
「自分磨き☆」
「自己投資!」
とヌカしてるアホなことは
ゆめゆめしないように気をつけましょうねって話でした。