孫子を1000回以上繰り返し読んだ私が、孫子の解説や超訳記事を書かない理由

どうも!孫子(岩波文庫)を1万回繰り返し読むチャレンジを継続中の聖ちゃんです。
現在は1087回繰り返し読んでいて、一日一回キチンと読むペースは相変わらずなのです。
おかげさまで(?)孫子関連の記事は、
アクセス数はそれほどでもないけど、コメントや質問が多いので、
なんというか「濃い読者」に喜ばれる記事に仕上がっているようですな。
でね。
「孫子を1000回以上読んで、「理」を掴んだというのなら、ぜひ孫子について解説してください」
という、挑戦とも受け取れるようなリクエストを頂くことがあるのですが、
今日はこのことについてハッキリ言っておきたい。
Contents
今更私が語るまでもなく、すでに語り尽くされてる
孫子は2500年以上も読み継がれ、
洋の東西を問わず今でもバイブルとして扱われる名著中の名著。
当然、学者、経営者、成功者、様々な知識人やエグゼクティブが
解説本や超訳本、入門書を出してらっしゃいます。
ハッキリ言って、孫子を読んだ回数に限って言えば、私は人類至上最多なので、
彼らと並んでも恥ずかしくないくらいの内容は語れる自信はあるのですが、
それでもね。
大多数の読者からすれば二番煎じにしかならないと思う。
だったらやる意味ねーな、って感じ。
私の人生訓の一つは「違うことは、尊い」なのでね。
本屋さんに行けば解説本や入門書は沢山あるよ
なので「解説してよ」というリクエストに対してはこう答えます。
「本屋さんに行ってピンとくる本を適当にパラパラ読んだ方が早いよ」
「ていうか、短い本なんだから孫子そのものを読めよ」
とね。
「魚」よりも「魚の釣り方」を与えたいのだ
まぁこんだけ突き放しても、
「他の人間の話なんかどうでもいいっす!俺は・私は、聖ちゃんの語る孫子の話が聴きたいんすよ!!」
ていうありがたい信者読者もいるでしょう。
だけどね。それは、お腹の減っている人に「魚」をあげる行為ではあるけど、
しばらくするとまたお腹が減ってくるから意味ないでしょ?
それよりもね。多少は時間や手間がかかっても「魚の釣り方」を教えてあげた方が、
永遠に飢えからは解放される訳でね。
同じ本を淡々と繰り返し読むことの魔力を伝えていきたい
だから私は、孫子の内容について語るよりも
・なぜ同じ本(孫子)を100回1000回1万回繰り返そうと思ったか?
・同じ本を繰り返し読む修行のコツや注意点
・淡々とやり続けることで得られる効果
なんかを語っていきたい。
そしてそれを私のように実践し続けたのなら、
あなたも私と同じく「理」に至って、
もはや人から「魚」を与えられるまでもなく
自分で「魚」をいつでも釣って飢えから永遠に解放されるようになるのです。
この道は、ハッキリ言ってやり続ける人は少ないと思う。
- 本を速く読む
- 本を沢山読む
事ばかりをありがたがる人たちばかりだから、
一冊の本を徹底的に繰り返すなんていう地味でじれったい修行を
わざわざする人は少ないでしょうしね。
でも、裏を返せば、100回でも1000回でも、
繰り返し本を読んだ時には
あなたはその本に関して言えば、人類至上最強の存在になっているのです。
日本屈指の進学校・灘高の伝説の国語教師は一冊の本のみを教材にし続けた
日本でトップクラスの進学校である灘高にはかつて、伝説的な国語教師がいらっしゃいました。
橋本武さん(享年101歳)は、小説「銀の匙」たった1冊を、
3年かけてじっくり読むスローリーディングで生徒たちに国語を教えておられたのです。
「そんなかったるい授業が何になるの?」
と思うなかれ。
生徒たちの中には、遠藤周作さんをはじめとして、
東大総長、最高裁事務総長、神奈川県知事をはじめ、錚々たる面子を輩出しており、
・初代生徒は東大現役合格者が15名。
・2代目生徒は京大合格者が日本一。
・3代目生徒は東大合格者が日本一。
つまり彼の教え子の大多数が「国語が大好き」になり、
なおかつ教育的効果として東大京大の合格率を激増させたのです。
何年も、何回も、同じ本に向き合い続けることには偉大な力がある
分かりますかね?
一冊の本に、何年も、何百回、何千回も繰り返し学び、一文一文をじっくり味わうことは、
それはそれは凄まじい効果があるってことです。
一冊の本をさらっと読んで
「面白かった」
「つまらなかった」
「役に立った」
で簡単に済ませているだけでは絶対にたどり着けない「何か」があるのです。
あなただけの「必殺書」を持て。それを何千回何万回も読め。さすればあなたは神に至る
別に孫子でなくても、「銀の匙」でなくても、
あなたが「これだ!」という本でいいですよ。
その本をとにかく徹底的に何百回何千回何万回も繰り返し読み、
何年何十年とかけて読めば、
それはそれは凄まじいことになっていることは間違いありません。
私はその偉大な道を、孫子とともに歩んでいる。
Comment
突き抜けることが素晴らしいことだとは限らないですが、素晴らしいことは、大抵、突き抜けていることだと感じます。
『孫子』1000回は勿論素晴らしく、その突き抜けた繰り返しの向こう側を伝えようとすることはさらに素晴らしいと思います。
密かに記事を繰り返し読ませてもらってます。更新、楽しみにしております。
まいけるさん
ありがとうございます!!
「凡事徹底」って深いなと思うと同時に、難しいことなのだなとつくづく感じますね。