【中村天風】霊性心・理性心・動物心(本能心)・植物心・物質心の特徴と違い【藤平光一】

Sei書著者・セイキです。
私が心の師匠と仰ぐ人物に中村天風という人物がいます。
松下幸之助や東郷平八郎といった大人物を指導した、
まさに日本史上最強のメンターなのですが、
天風さんの最高弟子には藤平光一さんという方がいます。
天風さんの一連の書籍は読んでいると
天風さんの熱量がガンガン伝わってくるのが素晴らしいのですけど、
「じゃあ具体的に何をやったらいいの?」
っていう実践段階では、
天風さんや合気道の植芝盛平さんの知見を、
自分の体験ベースに整理して伝えてくれる
藤平光一さんの教えの方が優れているなと、私は正直思っちゃいます。
で、今日は天風さんと藤平光一さん両名が著書で解説している
- 物質心
- 植物心
- 動物心
- 理性心
- 霊性心
の5つの心の違いや特徴についてまとめてみる。
Contents
人間は5つの心を持つ
そもそも心とは何か?
物体や肉体がハードウェアならば、
それに対して性質・機能・役割を果たすソフトウェア
たとえば水なら
表面張力とか、
摂氏100度で沸騰するとか、
そういった性質がありますが、
その性質をもたらすものが心という感じ。
水の物質心という訳ね。
こんなふうに、
- 植物なら、物質心と植物心
- 動物なら、物質心と植物心と動物心
- 人間では、物質心と植物心と動物心と理性心と霊性心
を持つってことになりますね。
5つの心
それぞれの特徴をまとめましょう。
物質心=性質
性質と言ってもいいでしょう。
鉄なら
- 硬い、
- 展性や延性がある、
- 錆びる、
といった性質がありますが、
これらが鉄の物質心です。
同じ金属でも
アルミやタングステンは
また違う性質を持っているでしょ?
だからそれぞれにそれぞれの物質心があるってわけね。
つまり、人間の体も
毛とか肌とかにそれぞれの物質心=性質があるってことです。
植物心=維持・生成・生育・生命
ルドルフ・シュタイナー的にはエーテル体に当たるものです。
人間でいえば、神経系には
- 中枢神経系:脳と脊髄
- 末梢神経系
の二つがあり、
末梢神経系はさらに
- 自律神経系:交感神経と副交感神経
- 体性神経系:運動神経と感覚神経
に分かれます。
自律神経系は植物神経とでも言うべきもので、
生命の維持や生育の作用をオートで担っており、
まさに命の本質ともいうべき働きをしているのが植物心。
動物心(本能心)=反応
神経系で言えば体性神経系と、中枢神経系の「古い脳」にあたります。
本質は反応です。
- 腹が減ったら(刺激)、食べる(反応)
- ムラムラしたら(刺激)、セックスするかオ◯ニーする(反応)
- 眠くなったら(刺激)、寝る(反応)
- オシッコやウ◯コしたくなったら(刺激)、出す(反応)
って感じ。
食欲、性欲、睡眠欲の三大本能と言いますよね。
人間の脳は
爬虫類脳・哺乳類脳・人間脳の
3層構造になっているという説もありますが、
- 反射や反応を司る爬虫類脳と
- 情動を司る哺乳類脳が
本能心であると思っておいてね。
理性心=分別
中枢神経系でいう「新しい脳」
大脳新皮質や前頭前野の働きを特に指したものが理性心かと。
「分別」という言葉が理性心の肝だと私は考えます。
その文字通り、細かく分けて違いを認識し、
比較したり
因果で関連づけたり
相関したりして
考えたり判断したりできるっていう感じ。
物質心、植物心、動物心と比べると
遥かに高度で複雑な機能が出来る(からこそ道具を発明したり文明を築いたりして地球の頂点に君臨できた)のですが、
最大の欠点は
パワーが弱い
こと。
これって経験的・観察的に明確でしょ?
パチンコや酒がどうしてもやめられない人とかは
本能心のパワーに負けているからだし、
なんぼ人間が万物の霊長と粋がったところで、
虎とかチンパンジーと素手で戦ったら瞬殺されるじゃん。
- 肉体の表層にある動物心は単純だけどパワーが強い
- 精神の表層にある理性心は複雑だけとパワーが弱い
この二つが手を取ったら最強じゃない?
霊性心=真北
さて、ここまでの話をまとめると、
- 物質心=爪や毛など、それぞれの物質が持つ性質
- 植物心=内臓や血管などの自律神経系が果たす働き
- 動物心=体性神経系や中枢神経系の「古い脳」の機能
- 理性心=中枢神経系の「新しい脳」の機能
と、部位ごとのハード的・ソフトウェア的な機能が「心」であり、
一口に「心」と言っても、
実際には複数あって、それぞれがぶつかり合ってしまって
上手くいかないこともしばしば。
仕事や勉強に集中しなければならないのに、
ついついサボったり、
ムラムラしてオ◯ニーしてしまったりとかしてしまうのは、
理性心が本能心に負けてしまったからだね。
では、自分の中にある物質心・植物心・本能心・理性心を統括し、
使いこなすにはどうすればいいか?
というと、
「第五の心・霊性心を発現させよ」
と答えます。
霊性心って要するになんなのよ?と問われたら私は
「コンパスでいう真北」
と答えます。
人間の心の奥深くには、
真理とか正しさとかを直感・直観する働きがあって、
それが霊性心なんです。
本能心は近くの磁石にただ反応するだけだし、
理性心はフラフラグルグルするだけで頼りない。
常に真北を指し続けるコンパスが霊性心です。
また、7つの習慣でいう「良心」は霊性心ですね。
古神道の一霊四魂(直霊、荒魂、和魂、幸魂、奇魂)では直霊に相当します。
で、5つの心はそれぞれ
- 物質心:荒魂
- 植物心:和魂
- 本能心:幸魂
- 理性心:奇魂
と対応しますね。
まとめ
本当は植物心をサーキット化して理性心とリンクさせる方法とか、
アレコレ言いたいことはあるけど、
マニアックすぎるのでまた別の機会にします。
今日の話のポイントは
- 人間の心は実際には物質心、植物心、本能心、理性心、霊性心と別れる
- バラバラの心を統括し使いこなすには霊性心を発現させる必要がある
ってことね。
じゃあどうすればええねん?っていう人はこの方法とかを試しましょう。
ではでは。