氣とはそもそも何なのか?藤平光一「気の意志法」のやり方と効果を教える

Sei書著者・Seikiです。
私は中村天風さんを心の師としているのですが、
天風さんの最高弟子に藤平光一さんという方がいらっしゃいます。
外国で「氣(ki)」の概念を広めた功労者ですが、
藤平光一さんの何が素晴らしいかって、
気の出し方・感じ方を
誰にでもできるくらい、これ以上なく分かりやすくレシピ化したことです。
どれくらい分かりやすいかって??
- 臍下丹田の一点に心を鎮め統一する
- 全身の力を抜く
- 体の全ての部分の重みを、最下部へ置く
- 気(氣)を出す
以上、四つのうち1個でもやればOK!というシンプルぶり。
たった四行で済んじゃうあたり、いかに白眉なノウハウか。
でね。
この四つのうち一つを実践しながら深呼吸するのが「気の呼吸法」と言いまして、
藤平光一さんの中心的な修行です。
そして「気の呼吸法」と並ぶノウハウに
「気の意志法」と言うものがあります。
実はこれはかなり上級編の教えなのですが、
今日はコイツをちょっと解説したい。
Contents
気(氣)とはそもそも何なのか?
「気の意志法」について解説する前に、
そもそも気ってなんやねんな?ってのを明確にしておきますね。
心と体の接着剤
「心身統一」「心身一如」と言いますが、
その鍵は気にあります。
体が気で満ちれば、心の通りに体が動くようになるからです。
人間の構成要素
▲こんなイメージです。
体が思い通りに動かないのは、心と体が分離しているから。
気という接着剤があれば、心身は統一されるって感じ。
「流れ」
この世の全ては変化してます。
命あるものは死に、形あるものは壊れ、姿あるものは崩れます。
人間の体も、見た目は皮膚袋に包まれた肉の塊ですが、
中には
- 血液やリンパ液などの水
- 酸素や二酸化炭素などの空気
- 生体電流という形で電気
などが間断なく流れています。
この「流れ」を総称して「気」と言うと思ってください。
つまり気功とかで気を出すっていうのは、
この「流れ」をよくするってことなので、
決して摩訶不思議なことではなく、
むしろ自然なことなんですよ。
「もと」
電気とか空気とかに「気」という字がつくように、
気ってのは体とか物とかの目に見えるものはもちろん、
空気とか音波とかの見えないものの「もと」です。
原子、素粒子、4つの力、とドンドン「もと」を遡っていった末に行き着く
究極点が「気」ではないかなと私は思ってます。
「気の意志法」のやり方
さて、じゃあ具体的にどうやるか?
って話ですが、基本的にはイメージトレーニングです。
ただし、「臍下の一点」を感じながらやるイメージ修行ですね。
集中法
臍下の一点に向かって天地の全てが収縮していくイメージをします。
つまり、丹田の一点を中心として、天地宇宙が無限の半径で広がっていて、それが丹田の一点に
半分、さらに半分、とドンドン収縮していくのを感じるのが「集中法」ってわけ。
コツ
瞑想状態に入った際に感じる現象の一つに「極大視」というものがあります。
これは自分の体がたとえば、ガンダムとかのモビルスーツとかになったように
デッカく感じる感覚なんですが、
-
- 人間の体(2メートル未満)
- ガンダム(20メートル程度?)
- サイコガンダム(50〜60メートル?)
- グレンガラン(宇宙よりデカイ)
という感じで、極大視を進めていくんです。
そしてそのイメージを、頭でやるのではなく「丹田の一点でやる」のがコツ。
って言われてもどうすればいいねん!って話でしょうから、
▲正座でも胡座でも良いので、手を垂直に太ももの上に置きます。
▲そのまま小指を根本から曲げます。で、小指の先が触れるポイントが「臍下の一点」の大体の場所です。
慣れないうちはここに手を当てながらイメージをすると、
「丹田の一点」に心を置いたまま修行できるよ。
拡大法
こちらは「集中法」とは逆に、臍下の一点から天地の涯てまで拡大していくイメージをします。
やり方とヒント
瞑想状態に入った兆候の一つに「極小視」というものがあります。
これはさっきの「極大視」の反対で、体が小さく感じる感覚ですね。
んで、自分の身体がコロボックルやミジンコみたいに小さくなるのを
頭でなんとなくイメージするのではなく、「丹田の一点で」感じるのが秘訣。
集中と拡大を繰り返す
心を「停止」させるのは最弱で、心を「静止」させるのが最強。
静止には「無限の動」が内包されているためです。
・・・と、藤平光一さんの本では紹介されていますが、
まぁやることは、集中法と拡大法を淡々と繰り返すだけです。
1分ごとにローテーションしましょう。
集中法にせよ拡大法にせよ、究極において目的とするのは
「心を臍下の一点へ静止せよ」
ですからね。
「気の意志法」の効果
- 心のコントロール
- 霊性心の発動
- 有意注意力の強化
- イメージ力の強化
- 丹田の開発
- 天地と統一する
まとめ:天地と一体となるための修行
今日紹介した「気の意志法」は、
藤平光一さん的に言えば「天地と統一するため」の修行です。
で、いざやってみると難しいんですね。
天地と一体になるのがそうやすやすとできるわけではない!って話なので、
焦らず、悠々と、根気強く続けていきましょう。